4月の衛生委員会の議題例 怒りのコントロール〜アンガーマネジメント〜
アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで広がった考え方で、「怒らない」ではなく「怒りをコントロールできるようになる」ことに重きを置いているのが特徴です。
今回は、「なぜ怒りを感じるのか」という基礎的な部分から、「どのようにしたら怒りをコントロールできるのか」まで、広くご説明します。
下記URLよりダウンロードできます。ぜひ積極的にご活用ください。
『怒りのコントロール〜アンガーマネジメント〜』
DTコラム ~ 現場の声 ~
■ 産業医選任義務のない事業場
企業様にご訪問した際、「本社は従業員が50人以上いるので産業医をもちろん選任している。けれども地方には50人未満の事業場が複数あり、面談などはどう対応すればよいかわからない……」とご相談をいただくことがあります。
常時使用する労働者数が50人以上の事業場では、選任している産業医の先生に健診結果の確認や、高ストレス者面談、その他健康やメンタルに関する相談をお願いしているでしょう。
また、選任義務のない事業場でも、本社で選任している産業医に健診結果の確認やストレスチェックの実施者を引き受けていただいているかと思いますが、冒頭のように、肝心の高ストレス者面談などをしようとしても、実現が難しいことも多いのではないかと推察されます。
ドクタートラストでは、50人未満の事業場さま向けに「小規模事業場プラン」を提供しているほか、保健師による多種多様なサービスをご用意し、ご好評をいただいています。
また、ドクタートラスト以外の選択肢としては「地域産業保健センター」があります。
● 地域産業保健センターを利用する
全国各地にある地域産業保健センターでは、無料で産業保健サービスが受けられます。
サービスを受けるにあたっては、以下の注意点があります。
・ 労働者数50人満の事業場が対象
・ 事前の申込みが必要
・ 利用の日時等は地域によって異なる
・ 利用回数には制限あり(1事業場あたり2回まで、労働者1人あたり2回まで)
・ 医療行為は行わない
● 地域産業保健センターで受けられるサービス
① 健康管理(メンタルヘルスを含む)に関する相談
・ 健康診断で、脳・心臓疾患関係の主な当社項目に異常の所見があった労働者に対して、医師または保健師が日常生活面での指導などを行います。
・ メンタルヘルスに不調を感じる労働者に対して、医師または保健師が相談・指導を行います。
② 健康診断の結果について医師からの意見聴取
・ 健診の結果、「異常の所見がある」と診断された労働者について、医師から就業上の措置について意見を聞くことができます。
③ 長時間労働者および高ストレス者に対する面接指導
・ 脳・心臓疾患の発症を予防するため、長時間にわたる労働により疲労の蓄積した労働者に対し、医師による面接指導を行います。
・ 事業場でストレスチェックを行い、高ストレス者に選定された労働者からの申し出があった者に対し、医師による面接指導を行います。
④ 個別訪問による産業保健指導
・ 医師、保健師、および労働衛生工学専門員が事業場を訪問し、労働衛生管理について総合的な助言・指導を行います。
小規模な事業場が全国にあり、困っている企業様は、地域産業保健センターへ問い合わせてみてはいかがでしょうか?
もちろん、ドクタートラストにもお気軽にご相談ください。
【小規模事業場プラン、保健師サービスのお問い合わせはこちらからどうぞ】
<参考>
「地域窓口(地域産業保健センター)」(独立行政法人労働者健康安全機構)
「地域産業保健センター」(独立行政法人労働者健康安全機構 東京産業保健総合支援センター)
「小規模事業場限定プラン」(株式会社ドクタートラスト)
保健師からの健康アドバイス ~ お役立ちサイトや資料の紹介 ~
● 春の不調に要注意
次第に気温も高くなり、春の足音が聞こえてきました。
季節の変わり目であるこの時期は、自律神経の切り替えがスムーズにいかずに体調が不安定になりがちです。
さらに、環境の変化も多い時期で緊張感やストレスを感じることも多いでしょう。
自律神経を整えるためには、規則正しい生活が第一です。
何かと忙しい時期ではありますが、睡眠を十分にとることやゆっくりと入浴する時間をとること、バランスのとれた食事をしっかりととることを心がけてみましょう。
また、クラシック音楽や自然の音なども自律神経のバランスを整えてくれるといわれています。
ゆったりとした気持ちで春を迎えてみませんか。
<参考>
■「春の体調不良 〜春は自律神経が乱れやすい季節〜」(産業保健新聞)
■「昼休み5分でできる!自律神経コントロール」(産業保健新聞)
■「春の眠気に負けないためには?」(産業保健新聞)
■「新入社員がやってくる! 先輩社員はこう心得よ。」(産業保健新聞)
● 酒は飲んでも飲まれるな
送別会や歓迎会、お花見などと飲み会が増える時期かと思います。
ついつい飲みすぎてしまい、翌朝後悔することありませんか?
「もう二度とお酒は飲まない」と思いつつ、その晩には忘れて飲んでしまったり、みなさん一度はあるのではないでしょうか。
楽しい時間を過ごすのはとてもいいことですが、肝臓をいたわることも忘れずに。
飲みすぎてしまった際の基本は「水分補給」です。
お酒とお酒の間にチェイサーをはさんだり、帰り道でスポーツドリンクや水を飲むようにしましょう。
<参考>
■「二日酔いの「割れるような頭痛」に一番効くのはアレ!」(産業保健新聞)
■「お酒に弱くなったと感じていませんか」(産業保健新聞)
■「寝酒」に頼っていませんか?ーーお酒で睡眠を邪魔しないために」(産業保健新聞)
■「お酒の適量「アルコール20グラム」ってどれくらい?」(産業保健新聞)